書籍:インストラクショナルデザイン


今年の春頃に買って一気に読んで次々と関連書籍を読んで熟成をさせ、活用をすることを忘れていた本。
でもとっても大事で触発される内容が書かれている本。

当時の本を読みながらメモを取っていたノートを見返すといい言葉があった。

以下書籍より引用を含む

「教える仕事の醍醐味は学ぶこと自体の面白さを教えられる可能性にある」

学ぶこと自体の面白さとは、
①今までできなかったことができるようになる。
②分からなかったことがわかるようになる。
ということ。

で、これらを学び手に感じてもらうために、次の手法で行う。
①学び手に自分の行動を知ってもらう(何ができて何ができないか)
②標的行動に近づく度に強化(目的とするレベルに達するまでに細かな目標を設定して、細かな目標が達成される度に学び手が望むご褒美を与える。そうすることでプラスの条件付けとなる。)
③自分の行動が変化していくことを学び手に分かるようにフィードバックする。(以前の能力と現在の能力の差が分かるように定期的に同じレベルのテストをするなど。)

で、なるほどと思って授業中に小テストを各単元終了ごとに行っている。

小テストによって自分の実力が各単元ごとに分かる。どこが苦手で得意なのか。
そして小テストの結果に対して良ければ褒め、悪ければ励ます。つまり先生から褒められるということが褒美になると考えて実行している。また良い点数自体も褒美となるかなと。
そして努力したら点数が良くなるという見て取れるフィードバックがある。

でも成果が出ない。つまり生徒のテストの平均点が上がっていかない。
たぶんやり方が間違っているんだね。もっとよい仕組みがあるはず。

ちょいと見直さないとね。

提案または疑問点
①まず、小テストで見て欲しいことを明確にして生徒に明示する必要があるかな。意識していないと見えないことってあるからね。
②小テストの点数を記入していくチェックリストのようなプリントを使う。そうすれば自分が苦手な場所が一目で分かるし、自分の成長度合いも一目で分かる。ビジュアルは大切だよね。
③事前の小テスト勉強をまじめにやってこない生徒への対応は褒美か?
④小テストの学期成績における比重を大きくして、褒美としての機能を強化する。
⑤ご褒美とフィードバックを兼ねて点数が良かった子にはキレイなシールを貼る。でも子どもじゃないんだしどうだろうね?

ぱっと出てくるのはこんなもんか。まだまだありそうだな。考えてみよう。

インストラクショナルデザイン―教師のためのルールブック

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