立ち直る方法
昨日は人生最大の失敗を後悔して、人生最大の悲しみを味わいながら、何十回と反省をした。
本当に苦しかった。
今朝もまだ引きずっていたが、朝通勤途中の車の中でハッとした。
「最大の失敗のことを考えてオレが幸せになるなら、どれだけでも考えればいい。でもそのことを考えれば考えるほど苦しく辛くなる。ならば考えるのはよそう。」と。
「逆に何を考えれば幸せになれるか?」と自分に質問してみる。
自分の好きなこと、人が喜んでくれることを考えると幸せな気分になれる。
では身近な家族や友だちが喜んでくれることを考えよう。
ということで友だちが喜びそうなCDをコピーして渡そうとか、両親の結婚記念日へのプレゼントのディナーの予約を今日しようとかを考えて思考をハッピーなことで無理やり埋めた。
すると不思議なことに気分は和らいでいった。
そして今日一日は気を抜くと失敗のことが頭に浮かんでくるので、その度に「そのことを考えて幸せになるか?考えるだけ辛くなるだろ?なら考えない方がいい。」と自分に言い聞かせて、同僚の結婚式でのスピーチなど自分が幸せになれることについて考えた。
確かに胸の辺りはまだモヤモヤとしているけど、死にたくなるくらい気分が滅入ることはなかった。
成長したなと思う。
昔なら半年から一年は沈んでいただろうに、今は感情のコントロールの方法を覚えたおかげで何とか1日で表面上は立ち直れた。本当の立ち直りは次の人が見つかるまで続きそうだけど、それもまた仕方ない。辛いことがあれば辛い気持ちになるもんだ。
ちなみに今回使った技法は、仏陀の教えの「世界は自分を中心に回っていない、だから思い通りにならないことが当然だ。」「全ては常に移り変わっている。いつまでも同じであるものは何一つとしてない。」
そして、
アルバート・エリスのABCD理論
A(Activating Event)……きっかけとなる客観的な出来事や対人コミュニケーション、外部環境。
B(Belief)……客観的な外部の出来事(事象)や人間関係をどのように受け止めるのかという信念・認知・考え方。
C(Consequence)……個人に特徴的な認知や信念(思考)によって発生した結果としての感情・気分。
D(Dispute)……さまざまな心理的問題や不適応状態を生み出す非合理的な信念(イラショナル・ビリーフ)に対する論理的な反論や有効な反駁。
つまり出来事や環境といった外部情報(A)を信条や考え方、価値観(B)といったものを通して処理した結果、感情(C)が出てくる。そしてその嫌な感情をなくすために人を批判したりするということ。だからBを変えればBに基づいて出てくるC以降も変わるというわけ。このことを知っていながら僕は自分をコントロールできずに彼女を批判してしまったわけで、それが最大の失敗だったわけで、まだまだだなと思う。おっといかんね。
更にNLP(神経言語プログラミング)のブレイクステイト
ブレイクステイトとは「状態を中断する」こと。例えば、注射が怖くて泣き叫んでいる幼い子どもにあめ玉を見せて意識をあめ玉に向かわせる。すると一時的にでも泣き止む。これは意識が注射からあめ玉に向かったために、感情も恐怖から喜びにシフトしたため。各言う僕も今は意識を文章作成に向かわせているために他の思考が上がってこないから嫌な感情も湧いてこない。人間は意識を同時に2つのものに向けることができない特性を活かした技法。僕の場合は「何を考えたら幸せになれるか?」という質問がブレイクステイト。
辛いことがあって落ち込んでいる人はこれらの技術を使うといい。反省はしなきゃならないが、いつまでも苦しむ必要はない。ずっと苦しんでいたら死んじゃうぞ。
まだ失恋1日目だからこの先僕が立ち直り続けられるとも限らないがとりあえず今はなんとか持ちこたえている。週末の結婚式までは最低でも持ちこたえたいね。